遺言は書きたくないけど家族に迷惑をかけたくない場合にやっておくこと

家族円満の相続 相続

死後の事務はとっても大変!

自分の死後のために遺言を書き残しておくことは非常に重要です。それは自分のためにはもちろんのこと、「家族のため」に重要なのです。

 

残された家族が困る事、それは「死後の事務」です。もちろん誰もが亡くなった後にはやらなければいけないことがありますし、家族がその負担を受けるのは当然とも言えます。

大量の死後の事務

しかし、亡くなった方が生前に何をやってくれていたかによって家族の負担は大幅に違います。それは残された家族への思いやりの量とも言えるかもしれません。

 

もちろん遺言を書き残しておくことやエンディングノートを書き残しておくことが一番なのですが、今回はそこまではまだ考えていないといった方でも家族の負担を軽減できる手段をお伝えいたします。

 

キャッシュカードの暗証番号を伝えておくと家族は楽

人が亡くなられた場合、その方の銀行口座は基本的には凍結されます。そのため、家族であっても簡単に引き出すことはできません。(一定の手続きにより正式に預金を引き出すことは可能です)

 

人が亡くなった場合、最後の入院費や施設利用料、葬儀などである程度まとまったお金が必要となります。その費用を故人の口座から捻出したいと思っても、キャッシュカードの暗証番号がわからない場合、故人の通帳と銀行員を持参してお金をおろしに行くと通帳の名義人が亡くなったことが判明して銀行口座が凍結されます。

凍結されてしまった銀行通帳とお金

しかし、銀行が故人が亡くなった場合、そこまでの有名人でもなければ簡単には把握できません。ということは、キャッシュカードと暗証番号さえあれば簡単に預金を引き出すことができるのです。

 

もちろん正式な手続きではありませんし、家族間でトラブルとならない保証はありません。しかし亡くなってからすぐに相続手続はできませんので、その費用が十分に用意されていない場合はなかなか大変な状況となります。

 

そのため配偶者などの本当に近しい家族にはキャッシュカードの暗証番号を伝えておく方が多くいらっしゃいます。そうしておくことで、故人にかかった費用はとりあえず本人の財産から支出させることが可能となり、家族間での相続手続も簡略化することができます。

 

というのも、葬儀等にかかった費用は相続財産の総額から控除されることが一般的であるため、立て替え払いにするよりも手続き上簡単です。しっかりと領収証を保管し、引き出し額と大差のないようにしておきましょう。

 

 

相続財産の中では保険や証券が一番面倒!

相続財産には様々な種類があります。現金、通帳、不動産、株、保険金、車、骨董品等です。その中でも把握することが面倒なのが「証券」です。

 

株式などは、多くの証券会社と取引している場合はその株式の量の把握は大変ですし、保険の場合もその保険がどのような内容の保険なのか、死亡にかかる給付があるものなのかはいちいち確認しなければなりません。

 

特に保険の場合は、「相続財産になるもの」と「相続財産にならないもの」があります。給付金の種類や指定受取人がいるかどうかの確認を保険会社にする必要があります。

 

もちろん、保険会社に問い合わせれば、給付金に指定受取人がいるのかや税の対象となるのかを教えてもらうことができますので、まずは保険会社の特定や証券会社の特定が必要となります。

 

通帳や不動産、動産などは比較的把握が簡単なのですが、証券会社や保険会社は把握がなかなか大変です。そのため、生前に整理しておく必要があるでしょう。

生前に検討しておきたい家庭の状態と相続

財産の一覧表だけでも十分家族は楽になる!

ただの紙に書いておくだけでもあるのと無いので大違いなのが財産に関する一覧表です。

 

取引銀行、取引証券会社、加入保険会社、不動産、これらだけでも一覧表にしておけば残された家族の負担は一気に軽減されます。

 

もちろん詳細で正確な情報であればそれに越したことはないのですが、銀行名や証券会社名、保険会社名、不動産の住所だけ書いてあるだけでも大変楽になります。詳細について調べることはどちらにせよ必要となりますので。

 

一覧表の一番重要な点は、「調査するアテ」ができることです。これが全く見当つかない状況であると多くの時間がかかってしまいます。

 

一般的なエンディングノートであれば、財産の一覧を記入するページがありますので、その部分だけでも記入しておくと残された家族は安心です。

【エンディングノートが無料でダウンロードできます】

葬儀の規模はイメージだけでも口頭で伝えておくと良い

葬儀には大小様々な規模のものがあり、その規模や種類によって料金も大きく変わってきます。

 

直葬(基本は火葬のみ)ですと10万円程度で行うことができますし、参列者を少なくした葬儀でもお経をあげてもらうだけで大きなお金がかかります。

 

そのため、残された家族がその点について迷ってしまうことは非常に多いです。「本人は満足してくれるだろうか」、「こんなにお金をかけてしまうのは本人は望んでいないのではないだろうか」と悩んで葬儀に臨ませることは故人にとっても本意ではないはずです。

 

細かく指定しておくことに越したことはありませんが、「うちはいつも〇〇ホールだからな」とか「〇人くらいの規模でいいよ」などを口頭で伝えておくだけでも全く苦労が違います。

 

最近は海洋散骨も手軽な価格でできるようになりました。自分の希望を伝えておくことで家族は安心した気持ちで埋葬できるようになります。(当事務所参考報酬5万円程度)

海洋散骨で終活をする

以上、遺言やエンディングノートを作らないまでも残された家族の負担を軽減させる方法についてお伝えしました。自分が生前に何をしておくかで家族の負担は大きく変わります。まずは自分ができることから進めていくのはいかがでしょうか。

当事務所では、出来る限りご依頼者様の負担がないようお手続きをさせていただきます。煩雑な手続きで苦労しないよう、相続手続の代行をご依頼ください。
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